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・ | トランジスター回路は、裸の歪み特性が良くないので、NFBが必要である (1975年頃はこのように思われてた。今でもこのように考える人がいるらしい)。 或いは、 |
・ | NO-NFBアンプだと、歪み特性がよくないし、出力インピーダンスが高いし、
ドリフトを小さくできないのでNFBが必要である。 ということはよく言われていますが、もう一つ大きな理由があります。それは、 |
・ | NO-NFBだと出力電圧を大きくとれない。 つまり、NFBを使わないと、電源電圧の利用効率が悪く、出力電圧を大きく取れないのです。 |
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2段増幅アンプの例 |
(1) | 私の好みの音が出る。サ行の声が荒れず、奥行き感・立体感があり、細かい音まで聞こえます。これが最大の理由です。 |
(2) | 動作が単純である。入ってきた信号を出力から出すだけです。 |
(3) | アンプの調整が比較的簡単である。寄生発振 (或いは自己発振ともいう) しそうなところは予め対策を講じる必要がありますが、それ以外はテスター だけで調整しても動きます。NFBアンプのようにオシロスコープで矩形波の形を見ながら、位相補正コンデンサを付け替えるといった調整は不要です。もっと もアンプを自作する場合、オシロスコープは必需品だと思います。 |
(1) | 電源電圧は高くする。 電源電圧の利用効率が悪いので、かなり高めの電源電圧が必要になることが多い。 |
(2) | 増幅素子の動作点付近での電流変化を少なくする。 NO-NFBは歪みが大きくなりがちなので、歪みを抑えるためにも増幅素子の動作点付近での電流変化を少なくするように設計する。なるべく、直線領域に近い部分を利用する。 |
(3) | ドリフトの少ない回路にする。(2005.3.4変更) 直流的に正負対象動作するように設計するのが効果的。温度変化によって動作点が変化する部分は、温度補償などの対策を採るようにする。 パワーアンプの場合は、最後に、DCサーボで抑え込むようにする。 |
(4) | アンプの回路は、電源の影響を受け難い回路を採用する。(2005.3.4変更) どうせ設計するのであれば、可能な限り、電源の影響を受け難い回路にしたほうが良い結果がでるようです。ドリフトを抑える意味でも、このような回路にす べきです。 電源の影響を受けやすい回路だと、電源もアンプの回路の一部と考えて設計する必要があります。さもないと、電源の影響で、せっかくのNO-NFBア ンプの音が死んでしまう可能性があります。 |
(5) | 電源は定電圧電源にする。(2005.3.4変更) 電圧増幅段の電源 は、動作を安定にするために定電圧電源をお勧めします。この場合、ツェナーダイオードのノイズを低減した無帰還タイプの定電圧電源を使いましょう。 パ ワーアンプの出力段の電源は、最近作ったアンプの経験からアースの配線さえきちんと処理すれば、必ずしも安定化する必要はないようです。 (以前は、パワーアンプの出力段を定電圧電源にしないと低音がぼやけると思っていたのですが、アース配線をきちんと処理すれば問題ないことが分かりました。) |
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